日本に初めて旅行をしたドイツ人に日本の何が良かったかを聞くと大体同じ答えが返ってきます。

「レストランや食堂で無料でお茶やお水がでてきて、トイレが無料でチップがいらないところ」


桜や紅葉が綺麗とか、ひとが親切とか、食べ物が美味しいとか感動的なことはたくさんあると思うのですが、何故か返ってくる答えは「水、トイレ、チップ」の話題が多いです。


時々このブログにも貼っている「Easy German」が「ドイツでこれはしてはいけない」という面白い動画を配信しています。ドイツ語ですが、映像だけでわかるようになっているのでぜひご覧ください。



日本語で動画のポイントをまとめてみますね。
  1. 日曜日は静かにしなくてはいけない
  2. スーパーのレジでもたもたしてはいけない(レジ袋は有料)
  3. トイレは有料が当たり前 (50セントから1ユーロ)
  4. レストランなど公共の場で大声をだしてはいけない
  5. 歩行者は車がこなくても信号は絶対に守らないといけない
  6. 乾杯のときはお互いに目をみないといけない
  7. レストランなどで水は無料ではない (水道水の提供はなく、あっても料金がかかる)

この中で私が知らなかったのは、乾杯の時にはきちんと相手の目を見ないといけない、というものですね。理由は迷信みたいなもので笑ってしまいますが。動画では、乾杯の時に目を合わさないと「..dann hat man danach sieben Jahre schlechten Sex 」と説明されています。日本語に訳すと、7年間酷いセックスをしないといけないとか、7年間性生活が酷いものになる、という意味だと思います。

また、実際に私がカルチャーショックを受けたのは「日曜日」ですね。日曜日の物音に対する過敏さは日本人にはなかなか理解ができません。 私も窓を開けて歌を歌いながら掃除機をかけていたら「今日は日曜日だよ」と亡くなった伴侶に言われたことがあります。 その時は「また意味不明なことを言っているな」としか思いませんでしたが。

スーパーのレジの、あのちょっともたついてしまった時の周りからの視線のプレッシャーも半端ないです。 卵が割れないように一番上に、などともたもたしていると、レジのひとと次の顧客の視線がナイフのような鋭さで刺さってきます。 露骨に舌打ちされることもあります。

そのプレッシャーに負けて、何度か潰れた苺やパックの中で割れた卵を家に持ち帰ったことがあります。

レジ袋が有料というのは世界的な常識になりつつあるのでそれほど驚きはないと思います。

信号も1キロ先まで車は見えないと確信できるときでも、赤信号で横断歩道を渡るひとはほぼ皆無です。突然の雨で傘をさしていない時、車も来ないし渡りたいな…と思うのですが、周りから投げかけられるであろう厳しい視線を思うと、雨に濡れるほうを選ばざるをえません。特に子どもがいるところで信号無視をすると犯罪者を見るような目で見られます。

走って逃げているスリが赤信号では止まる、という笑い話もあるくらいです。

 
公衆トイレが有料だったり、レストランの水が有料ということに関しては他の国でも同じようなところが多いので、私の中では当たり前のような感覚になってます。ただ、一部のマクドナルドやデパートのように、商品を購入してもトイレは別料金というのはなんとなく腑に落ちない感じはあります。 (スタバはレシートにトイレの暗証番号が記載されるタイプが多いです)


色々な面で堅苦しいというイメージのあるドイツですが、SNSなどでアメリカなどの自由さに頻繁に触れている若者はCOVID19による厳しい外出制限などもあり、不満もたまっているのかもしれません。

先日の、若者が警官に対して暴動を起こしたというニュースには驚きました。 テロが頻発していた時、中東系の若者が見るからに差別的な感じで電車の中で警官に荷物検査などをされても文句を言わずに応じていたのがまだ2、3年前のことです。

米国でGeorge Floyd氏が警官による過剰暴行で亡くなったことで世界的に警察官に対する憎悪が蔓延し始めているのかもしれません。







 今日のドイツ語 ( 665 ) 

Leitungswasser (ライトングスヴァッサー)

これは英語の「tap water   」で 「水道水 」の意味です。

 
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今日のドイツ語学習動画 (ビギナー向け)




今日の英語学習動画 (ビギナー向け) 

 



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